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「一件落着」のさせ方

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「趣味は何ですか?」と聞かれると、こう答えています。

「PDD:Plan Do Drink です」と。

 

とにかくあれこれ計画することが大好きであり、それを実行に移すことはもちろん大好き

であり、それが誰かとともに行うことであればその仲間と旨酒を酌み交わす、自分だけの

場合でも旨酒を飲みながらふり返る、というのが大好きなのです。

 

一般的には、PDCA:Plan Do Check Action というのが常識で、計画実行の後は、

必ずふり返って検討し、修正を加える作業を行うわけですね。

 

私の場合は、CAの代わりがDrink で、実行した後に飲む酒が、旨くなるかまずくなるか、

旨い酒を飲みたい気持ちが次のより良いPlan につながるのだ、とうそぶいています(笑)。

 

実際にはもちろん冷静なふり返りもしており、その反省を踏まえて次に進んでいます。

というつもりでおりましたが、次のコラムを読んでみて、「ああ、やっぱり、自分のは

PDDだった」と気づかされました。

 

以下、「後始末が前進を生む」というコラムからです(一部割愛)。

 

「雨が降りそうだ。傘を持っていこう」と思ったが、<めんどうくさい。降らなかったら

つまらない>とやめた。そうしたら、やはり雨が降りだして、びしょ濡れになってしまった。

 

このような経験は誰にでもあるだろう。しかし、こうしたなんでもないような失敗を

どのように処理したであろうか。ある人は「気づいたことは、やはりそのままに実行する

のがよいとの教訓だ。たとえ雨が降らずに、「それで傘がかえって邪魔になったとしても

濡れるよりはましだ」と反省をして、天候のことだけではなく、ほかのことや、

仕事のことにも「気づいたことはそのとおりに素直に実行する」ように努めながら、

実生活をよりプラスにしている。

 

うまく運んだ時には、どこがよかったのかと研究する。失敗したときには、

どこが悪かったのかと検討する。簡単にいえば、思い返して工夫を重ねるということだ。

つまり反省である。よくても悪くても反省である。その時その場にこの反省をする。

(中略)

よくいわれる「一件落着」とは、その事件はこれで解決したという意味であろうが、

解決したのならどこがうまく運んで、そうなったのか、ポイントだけでもはっきり

させておく。これが解決の、その後始末である。一件落着の研究、検討、つまり反省が、

その次の事件に役立つのだ。それを怠っていると、名奉行にはなれない。

 

一件というのは、かならずしも大事件というわけではない。平凡で、平穏な毎日もある。

その中でも新しいことはいくつもあり、些細なことでもうまくいく、あるいは失敗する

こともあるのだから、それぞれを一件、一件とみていくと、1日には何件もあるだろう。

 

その一つ一つについて、こうだからこうなったのだと締めくくりをつけておく。それらを

拠りどころにして、また明日を迎える。この心がまえが前進につながるのである。

うまくいっても、失敗しても、何らの工夫、反省もせず、ボンヤリしているだけでは、

後退しかないであろう。年の終わりにあたっても同様だ。

 

理屈っぽくなれというのではないが、一件あれば反省し、後始末をつけておくのが次の

前進を生むのであり、ぼうっとしていれば後退あるのみと知りたい。この一件が、

小さいものから大きなものになればなるほど、その研究、検討がしっかりなされるべきで

ある。

2019.12.17:[カウンセラー広場]

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長谷川嘉宏代表取締役出身/仙台市(ルーツは、父方:長崎県壱岐と母方:神..

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