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福島からの避難者とのキャリアカウング

山形被災者たすけあいネット」のご縁から先日米沢市内で3名の方々のキャリアカウンセリングをしてきました。


3名とも南相馬市からの避難者。
津波の被害ではなく、原発問題から避難を余儀なくされた方たちです。

20代の方1名。60代の方2名。

職業相談とは直接関係ないけど、嬉しかったのは全員が米沢の土地柄や市民の人柄を好きになってくださっていること。
口をそろえておっしゃってくれたのは「米沢にきて、みんな良くしてくれて、ありがたいですよ」との言葉。

20代の方は、お母さんとお兄さんと一緒に避難しており、二人は南相馬に落ち着いたら帰りたがっているけど、自分は仕事が見つかったら米沢に定住するつもりでいる、とのこと。

60代の方のお一人は、介護が必要な高齢のお母様を伴っての避難。
年金をもらっているし、介護もあるのでフルには働けないけど、1日4〜5時間でも仕事をすることにより、心の張りを持ちたいという。

60代のもう一人の方は、二十歳前後の息子さん2人と一緒に避難してきた年金受給者。
「自分は戻ってもいいだけど、息子たちはまだ若いから・・・」ということで、しばらくは米沢で暮らすことを覚悟されていた。
大型2種免許をもっており、これを生かして、週に2〜3回でも仕事がしたいという。

60代のお二人の話を聞いて改めて感じたことは、人間は食べる為だけに働いているわけではないんだな、という当たり前のこと。

仕事は、社会とのつながりをもたらし、人の役に立っているという効力感をもたらしてくれる大切なものなんだな、ということです。


一日も早く、原発問題が解決して、故郷で暮らせる日がくることをお祈りしております。

2011.05.24

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