
2026合宿報告
2026年11月7日

令和8年11月7日(土)~8日(日)、川渡(かわたび)温泉(宮城フォルケホイスコーレ)で毎年恒例のcnet合宿を開催しました。
参加者は東京、青森、酒田、山形、仙台から10名が参加しました。
合宿会場は、会員の伊藤さんが主宰する鳴子郷川渡(かわたび)温泉の「宮城フォルケホイスコーレ」「ヒュッゲKAWATABI」(旧板垣旅館)
フォルケホイスコーレとは?
デンマークを発祥とする「人生のための学校」と呼ばれる全寮制の成人教育機関です。北欧を中心に展開されており、以下のようなユニークな特徴を持っています。
フォルケはデンマーク語で国民の、ホイスコーレはハイスクール、つまり国民のための大人の学校です。
試験や成績が一切ない: 単位や資格の取得を目的とせず、対話や自己成長、民主主義的な思考を育てることに重きを置いています。
誰でも入学可能: 基本的に17.5歳以上であれば、学歴や年齢の上限なく誰でも入学できます。
多様なカリキュラム: アート、デザイン、スポーツ、音楽、環境問題、哲学、語学など、学校によって専門とする科目が異なります。
全寮制の共同生活: 生徒と教師が同じ校舎・寮で寝食を共にし、日常的な対話を通じて学びを深めます。
最初に、「宮城フォルケホイスコーレの生い立ちとこれから」を話してもらいました。
きっかけは、日本の若者を元気にするために何かできないかを探していた時、デンマークのフォルケホイスコーレと出会った。
実際に入学体験を何回か繰り返す中で、これを日本で取り入れようと考えた。彼女の凄さは、それをすぐに行動に移したこと。
物件探しや、金融機関からの借り入れ、クラウドファンディングを駆使して、鳴子温泉郷川渡温泉の廃墟になっていた旅館を買い取り、リニューアルを施した。
コンセプト:点数やテストではなく、対話や自然、地域との暮らしを通じて「自分の生き方」や「幸せを感じる力」を見つめ直す学びの場をてい提供。
提供されるコース:週末のショートコース、1週間コース、1ヶ月〜数ヶ月の滞在型コースなど、時期に合わせてアート(Vedic Art)や対話、ローカルな暮らしを体験するプログラムを実施。
詳細は宮城フォルケホイスコーレ公式サイトや公式Instagramから確認できます。
今回の合宿は、宮城フォルケホイスコーレのカリキュラムを体験するのでなく、この温泉旅館「ヒュッゲKAWATABI」を借りて、我々のプログラムを実施することです。
メインは、シェアリング・サークル。
シェアリング・サークル(Sharing Circle)とは、少人数で輪になって座り、特定のテーマや悩み、体験、心境について順番に(または自由に)じっくりと話し合い、互いに否定せず傾聴し合う場・手法のことです。
主な特徴
安全な安心感(安心・安全な場):話した内容を批判されたりアドバイスを強制されたりしないルールが基本となります。
「話す」と「聴く」:自分の気持ちを言葉にして整理する効果と、他者の話を遮らずに深く受け止める(傾聴する)効果があります。
様々な分野での活用:
心理・メンタルケア:対人援助職のケア、カウンセリング、エニアグラムやマインドフルネスのグループワーク
オンラインコミュニティ:趣味や国際交流、共感を深めるためのオンラインおしゃべり会やサークル活動などがあります。
今年に入って、オンラインで4回実施してきましたが、初めてのリアルな体験でした。
「アップデート準備シート」により
・今日のコンディション(身体/気分)
・今年1月から昨日までの変化とプロセス(良かったこと、大変だったこと)を、仕事・家族・自分に分類して整理。
・次に、この先1年、3年、5年、10年で気になっていること(期待していること・気がかりなこと)をし仕事・家族・自分に分類して整理。
・そして、今日この場で探求したいこと。気になっていて、相談し相談してみたいことをシェアしました。
我われの仲間同士の絆が強いのは、本音で語り合えることにあると思っています。
コロナ前は、リアルにあって会食しながら「自己開示」と称して、自らの悩みや課題を話し、他の人は傾聴に徹することで不思議とほぐれていくのをお互い実感したものした。シェアリング・サークルは自己開示に代わる一つの手法として、体験しているものです。
プログラムの後は、温泉タイムです!
24時間、100%源泉かけ流しの「神の湯」を思う存分に満喫しました。
川渡温泉自体が、温泉石(ゆのいし)神社から溢れ出た温泉が始まりとのことで、「ヒュッゲKAWATABI」の裏には神様が祭ってあります。
夕食は、マクロビオティックの食事で、見た目も味も美味しくて、私など肉類が苦手な人には最適な食事でランチ、夕食、朝食とも完食しました。
※マクロビオティック(Macrobiotic)は、日本の伝統食をベースに、自然に寄り添った心身の健康や長寿を目指す食事法およびライフスタイルです。
語源と歴史
語源: ギリシャ語の「マクロ(大きい・長い)」、「ビオ(生命)」、「ティック(術・学)」を組み合わせたもので、「無限な生命のための術」「長寿法」という意味を持ちます。
歴史: 日本発祥であり、医師・石塚左玄の「食養生」を基盤に、思想家の桜沢如一(ジョージ・オーサワ)が1928年頃から提唱し、のちに海外(アメリカなど)へも広く普及しました。
食事の主な特徴
主食: 玄米などの未精製全粒穀物を中心(全体の50〜60%程度)にします。
副菜: 季節の野菜、豆類、海藻類を多く取り入れます(野菜は25〜30%程度、豆・海藻は10〜15%程度)。
避ける・控えるもの: 白砂糖などの精製された甘味料、化学調味料、人工添加物、そして肉類や乳製品などの動物性食品は基本的に控えます。
食べ方: 消化を助け、内臓への負担を減らすため、ひと口につき30回以上よく噛んで食べることが推奨されます。
食事後も温泉に入り、二次会に突入。シェアリング・サークルの続きもあり、大いに語り、飲み明かしました。気の置けない仲間との飲食は心地よいものです!!
翌朝は、紅葉真っ盛りの鳴子峡観光。午前6時に出発し、大深沢橋の手前に駐車しレストハウスまで散策、小雨交じりでしたが大深沢橋からの眺めは初めてで、素敵な体験になりました。
帰り道には、潟沼(かたぬま)にも案内してもらいました。強い風にさざ波が押し寄せ、日の出とともにエメラルドグリーンに変わる湖面にしばし見とれておりました。
帰館後も温泉に!美味しい朝食の後は、我われはAIとどう向き合い使っていくのかをテーマに話し合いました。
AI(Artificial Intelligence:人工知能)とは、人間が行っている認識、判断、予測、学習、創造といった知的な作業をコンピュータで再現する技術の総称です。
従来のAIと「生成AI」の違い
従来型AI(予測・識別型):過去のデータからパターンを学び、未来の予測、分類、異常検知などを行うもの(例:売上予測、迷惑メール判定、医療画像診断)。
生成AI(Generative AI):学習した知識を応用して、文章、画像、音楽、プログラムコードなどの「新しいコンテンツ」をゼロから生み出すもの(例:ChatGPT、Geminiなど)。
AIは積極的に活用すべきであるが、AIに任せる部分とHI(Human Intelligence)人間が判断し、承認するバランスが重要であるとの意見が出されました。
研修終了後、近くのお蕎麦屋さんで美味しいランチをいただき、温泉石(ゆのいし)神社にお参りして解散しました。
事務局・反田記




